自由と真理(2)

 「あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします」(ヨハネの福音書8:32)

 「あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします」(ヨハネの福音書8:32)
<真理とは>
 真理もいろいろあるようです。科学的真理、芸術的真理、哲学的真理、しかしそれらの真理は奥底でひとつの真理につながっています。生きとし生けるものの神さまといういのちの真理…その中にとけこんで初めて、人の魂は自由を得るのではないでしょうか。

 人にしろと言われていやいやする、鞭を恐れ罰を恐れて仕方なくするのではない。自由に、心から喜んでする。しかも、することなすことみんな清い、愛に満ちている、自分勝手ではなく、自分も人も生かす、これがほんとうの自由ですね。
 私たちはそんな自由がほしいのですが、イエスさまは、「真理こそが自由にする」とおっしゃいます。イエスさまに、ローマの総督ピラトは「真理とは何ぞや」と尋ねましたが、いったい私たちを真に罪から解放して自由にする真理とは何でしょう。
 真理が自由にすると言われたイエスさまは、私こそその真理だと言われたのです。

 百万円の借金で困っている人に、「Aさんから五十万円、Bさんから五十万円もらえば解決するよ」と言ったとします。それはまことに真理ですが、その困っている人には何の解決にもなりません。黙って百万円差し出せば、抽象的な借金の解決の方法ではなく、具体的にその人を借金から解放し、救うことができます。
 人を自由にする真理とは、抽象的な理屈ではありません。具体的な真理なのです。イエスさまは、「私はあなたを愛するよ、だから救ってあげましょう」と口先で言われただけではありません。神さまでありながら人となり、十字架の上であなたのために、ご自分の生命をすてて罪の借金を全部支払ってくださいました。ここに罪と死から私たちを自由にしてくださる全体的な真理があるのです。
 
(羽鳥 明)


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