「ひとりぼっちの人はかわいそうだ」

 「ふたりはひとりよりもまさっている。ふたりが苦労すれば、良い報いがあるからだ。どちらかが倒れるとき、ひとりがその仲間を起こす。倒れても起こす者のいないひとりぼっちの人はかわいそうだ。また、ふたりがいっしょに寝ると暖かいが、ひとりでは、どうして暖かくなろう。もしひとりなら、打ち負かされても、ふたりなら立ち向かえる。三つ撚りの糸は簡単には切れない。」(伝道者の書4:9〜12)

 何千年も昔、旧約時代の素朴でシンプルな自然と生活の香りがにじみ出てくる、この即物的で実際的な叙述の中に、私たちは、現代の私たちにもそのまま実存的にあてはまり、惻々と心を打つ真理を、いくつも数え上げられるのではないでしょうか。
 人が賑やかに肩寄り合わせて住み、豊かで便利な物に囲まれながら、人々はなぜ死ぬよりつらいひとりぼっちの寂しさをかみしめるのでしょう。
 人を造られた神の、人間についての説明書、聖書の中にはひとりぼっちの理由が見出せます。

☆燃えつきて疲れ果てた魂のひとりぼっち
 いのちがけで神と国とのために働いたのに、いい線までいったのに、人々から受け入れられず、王と王妃にはいのちを狙われて追いまわされた預言者エリヤ。砂漠のえにしだの木の下に横たわり、神に恨みごとを言うのです。「主よ。もう十分です。私のいのちを取ってください。」

☆家庭にトラブル、心に個人的な深刻な悩みのある人のひとりぼっち
 姦淫を犯し、罪の子までなしたダビデ王は、宮殿の中で悲惨にひとりぼっちでした。

☆怒り、憎しみ、敵意が心に満ちた人のひとりぼっち
 「反抗する兄弟は堅固な城より近寄りにくい。敵意は宮殿のかんぬきのようだ。」(箴言18:19) 一つの小さな部屋を白いひもで二つに仕切って、一切口をきかないで一緒に暮らした姉と妹がいました。なんというひとりぼっち。解決は、ただ一つ。今もあなたを愛して見捨てない、あなたの過去・現在・未来の身がわりに、己れのいのちを捨て、よみがえって今もあなたが悔い改め信じて飛び込むのを待っていてくださる、あなたの救い主、神の子イエス・キリストのふところに帰ること。
 神があなたの味方になると、この世界はあなたの真実の友で満ちてくるのです。